結論、教員は学歴が高くて困ることはない。とはいえ現場では学歴は関係なし。
- 教員と学歴の関係性
- 教員の学歴について:校種別
- 教員の学歴が低い理由と学歴コンプレックス
「低学歴で自信ががもてない」
こういった方は、読書や勉強がオススメ。
自信をつけるには行動しかないです。
教員と学歴の関係性
- 教員の現場で感じた学歴差
- 学歴と教員採用試験の関係
教員の現場で感じた学歴差
高学歴教員の方が、話していて頭の回転力が高いと感じる。
勉強ができるというより、要領が良いです。良い大学に入るには、要領よく勉強することが求められるからでしょう。
とはいえ、高学歴教員全員が学級経営や授業が上手いわけでもないです。
現場では、「学歴よりコミュニケーション能力や、教員になってから勉強する習慣、事前準備」の方が大切だと感じました。
実際、3流大学で素晴らしい学級経営や授業をする教員はいます。そういう意味では、教員の学歴差は関係ないと言えるかもしれませんね。
学歴と教員採用試験の関係
学歴と教員採用試験は基本関係ありません。
学歴が低くても、筆記試験・小論文も面接も全てこなせば教員採用試験には受かります。
- 筆記試験
- 小論文
- 面接
もちろん、高学歴の方が筆記試験や小論文では有利かもしれませんが、努力でカバーできます。面接に関しては、コミュニケーション能力が重要なので学歴関係ありません。
とはいえここまでの話は公立の話。私立校になると学歴が求められる場合が多いです。
私立校は学歴を求められやすい
公立校より私立校の方が求められるものは高い。
「公立校より良い教育を受けさせたい」という思いで、我が子を私立校に入学されています。そのため、当然求められる学歴は高くなります。
求められる学歴が高い分、公立校より給与・ボーナスともに高水準。残業時間もあるので待遇が良いですね。
また、採用試験の結果が学歴で左右されている可能性もあります。
教員の学歴について:校種別
高校教員>中学教員>小学校教員の順番で学歴が求められます。
※もちろん学校や教科にもよる
- 小学校教員の学歴
- 中学校教員の学歴
- 高校教員の学歴
小学校教員の学歴
学歴よりもコミュニケーション能力。
私がいた学校では、公立大学レベルの学歴の教員はいませんでした。良くて関関同立レベルです。
正直、学歴はほとんど必要ないです。いかに生徒を引きつける授業ができるかが大切。言葉選びや、教材準備、コミュニケーション能力が特に必要になってきます。
中学校教員の学歴
学歴もコミュニケーション能力も求められる。
高校教員の学歴
学歴で勤務先校が決まる可能性も。
小中学校は学校によって学力は変わりませんが、高校は学力で決まります。もちろん、子どもも教員も同じです。
教員の学歴が低い理由と学歴コンプレックス
- 教員の学歴が低い理由
- 教員に学歴コンプレックスについて
教員の学歴が低い理由
教員を目指す人が減って、教育採用試験を受ける人材のレベルが下がったことが予測されます。
理由は、教員の劣悪な労働環境でしょう。労働環境問題について下記の記事で詳しく解説しています。
>>教員の激務すぎる1日&裏話まで元教員が暴露【激務は改善されない】
事実、教員採用試験の倍率は年々減少傾向にあり、特に小学校教員の採用が低いのが現状です。
また、教員になりやすくなっていることも一つの原因です。
近年教員免許を取得できる大学が増えたことで、教育大出身=高学歴ということはなくなりました。
またサラリーマンを経験し、通信系大学で教員免許を取得後、教員になる人も一定数います。こうした人の中に学歴が低い教員がいるのは間違いないです。
教員のレベルが低い問題について下記の記事で詳しく解説しています。
>>「教員のレベルが低い」と言われる原因を考察【教員だけの問題ではない】
教員に学歴コンプレックスについて
学歴よりも「今」が大切。学級経営や授業、管理職目指すなど、努力はいくらでもできます。
どうしても気になるなら、大学院も一つの手。土日だけや平日夜だけなど、条件に合う学校を探してみましょう。
とはいえ、教員が「平日夜や土日」に時間を作ることは至難の業。部活顧問なら不可能でしょう。
受験がある「中学校教員、高校教員」ならともかく、小学校教員はコミュニケーション能力が大切なので、学歴は気にしすぎなくてOK
教員の学歴について:まとめ
- 学歴より教員になってからの努力
- 中学校教員、高校教員は学歴を求められがち
- 小学校教員は学歴よりコミュニケーション能力
学歴は関係ないようで、関係あるのが教員の学歴事情。過去は変えられないので、これからどうするのかについて考えることが成長に繋がるように感じます。
生意気言いましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。今日はここまで。