※筆者は元教員です。
- 教員の給料は安いのか:実体験
- 教員の給料は安いが今後高くなるのか
いきなり結論からいきます。
教員の給料は割に合わない。
残業代がほぼなく、「定額働かせ放題」だから。
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関連記事:教員向け転職サイト/エージェント厳選3社【転職のプロに任せましょう】
教員の給料は安いのか:実体験
「平均年収や額面給料」の情報は世に出ていますが、本記事では手取り額を公開します。
※元教員の筆者の手取りを基に解説します。
- 教員の給料を年代別に
- 給料だけ見れば安くない
- 残業時間を考えると給料は安い
では順に見ていきましょう。
教員の給料を年代別に
- 大学新卒:20万弱
- 30代前半:30万弱
- 40代教頭:40万弱
→新卒は2年目から所得税の関係で給料が下がります。
→30代中盤にやっと30万超えるくらいです。
→子どもがいて、手当込みでこの額。
※地域手当てや交通費、住居手当によって多少前後
50代後半校長の年収は手取り額600万ほどです。税金を引く前の年収は890万ほど。年収から税金を計算して計算しました。さすがに校長から手取り額聞けませんでした、すいません。
- 管理職にならない場合、手取り40万弱が上限。
※手当により多少前後
給料だけ見れば安くない
大卒サラリーマンの平均と変わらない。
具体的には、新卒手取り18万〜20万ほどです。ボーナスは夏・冬合わせて手取り×4ヶ月分くらいです。
※地域によって前後。
※ちなみに東京・大阪などの大都市は手当額が高く、奈良県が1番低いです。(2020年)
高卒で就職した人や、ブラック企業に勤める人と比べると、「教員の給料は安い」とは言えないかも知れません。
しかし、高卒でも建築系で親方になるなど、専門職になれば教員より遥かに給料は良いです。(実体験)
残業時間を考えると給料は安い
毎月60時間近くのほぼ無償残業を考えると、教員の給料は安い。
残業しても残業代がもらえないのが根本的な原因。正確には「給特法」が原因です。
- 基本給の3%支給するが、残業代なし
手当が多い教員なのに、基本給の3%っていうのが鬼畜。
「残業せんかったらいいやん」という意見もあるかもしれませんが、仕事量は年々増えてます。
残業時間と残業代を考えれば、教員の給料はかなり安いです。
教員の給料は安いがどれくらい上がるのか
- 毎年少しづつ上がる
- 管理職は給料は上がるが
- 今後、割に合う仕事になる可能性
毎年少しづつ上がる
毎年8千円くらい教員の給料は上がる。
1万円ずつ上がると言われてるようですが、私が実際聞いたところ1万円も上がってないそうです。ちなみに、頑張っても頑張らんでも給料が上がります。
管理職は給料は上がるが
管理職の残業時間は異常なので、結果的に給料は安い。
しかも、管理職の残業時間って80~100時間なんてザラです。一般教員より忙しくなるのは確実です。
校長のボーナスが100万超えるなんて大昔の話です。しかも、管理職になるのも簡単ではありません。
努力して管理職になっても、割に合わない安い給料なのが教員です。
今後、割に合う仕事になる可能性
給料は安くはないが、「定額働かせ放題」なので割に合う仕事である教員。
今後、「定額働かせ放題」がなくなる可能性は極めて低いです。
理由、2019年に50年ぶりに「給特法」の改正がされたが、「定額働かせ放題」は改善されなかったから。
また、残業時間が45時間に制限されましたが、仕事量は増えているので実質不可能です。
50年ぶりに改正されたのに改善されないのが現状です。少なくとも数十年は給特法の改正はないでしょう。
以上の理由から、教員の給料は安くはないが割に合わないままです。
給特法改正について簡単にまとめた記事はこちら。
関連記事:教員はやめとけ!給特法の改悪で労働環境はさらに悪化【2020年最新】
割に合う給料がほしい場合
こういう不満がある方は、ホワイト企業の方が向いているでしょう。そもそも残業代が支給されるのは当然なのですが。
ではどういう企業がホワイトなのか。
- 狭い市場だがトップクラスのシェアをもつ
- ホワイト率が高く倍率が低い
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教員の給料は安いのか:まとめ
- 教員の給料は割に合わない
→今後改善される気配もない。
関連記事:教員向け転職サイト/エージェント厳選3社【転職のプロに任せましょう】