常勤講師・非常勤講師を両方経験、現在はwebマーケター・ライターをしている筆者が解説します。
- 常勤講師・非常勤講師を辞めたいのは当然
- 常勤講師・非常勤講師を辞めても大丈夫な理由
- 常勤講師・非常勤講師を辞めたい人がすべきこと
「やりたい仕事がない」
「本当に内定もらえるの?」
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関連記事:教員向け転職サイト/エージェント厳選3社【転職のプロに任せましょう】
Contents
常勤講師・非常勤講師を辞めたいと思うのは当然|都合の良い契約・使い捨て
常勤講師・非常勤講師を辞めたいと思うのは当然な理由を、3つの視点で解説していきます。
- 給料
- クビもある使い捨て
- 時間外労働が辛すぎる
常勤講師・非常勤講師の給料|正規雇用と差は歴然
常勤講師・非常勤講師は正規教員と比べて給料が低い。
常勤講師、非常勤講師と順に解説していきます。
常勤講師の給料
常勤講師の場合、教員と同じ仕事をしても給料とボーナスは少ないから。
給料に差があればボーナスの差がひらくことは必然。さらには、給料上限にも差があります。
常勤講師:給料上限約33万円。
正規教員は上がり続けますが、常勤講師は33万円で止まってしまいます。もちろん額面33万なので、手取りは27万くらいでしょうか。子育てや住宅ローン・子どもの学費を考えると、十分とは言えない給料です。
非常勤講師の給料
非常勤講師は特に辛い。
夏休み・冬休み・春休みは非常勤講師の給与はゼロ。もちろんボーナスもなし。なぜか4月1日からじゃなくて4月末から採用で給与削減。手取りは約10万。
小学校の非常勤講師の年収が約100万&副業100万=年収200万。そりゃ生活は苦しいです。テスト前は残業が増えたりで、副業のシフト管理が難しいなど、非常勤講師の生活が苦しい理由は多いのが現状。
※中学校・高校の非常勤講師の方が担当授業が多いのでもう少し給料が高い。
非常勤講師を辞めたいと思うのは、給料面を考えると当然ですね。常勤講師の方が給料面は安定。
常勤講師・非常勤講師はクビもある使い捨て|筆者も捨てられかけた
常勤講師・非常勤講師は雇用が不安定。
基本は1年契約でほとんど1年で「使い捨て」にされるのが常勤講師・非常勤講師です。
非常勤講師の代わりはたくさん控えているので、そりゃ「使い捨て」にされますよね。
自己都合が許されるのが教員。「都合良く扱われるのが常勤講師・非常勤講師」これが現実です。
※人員配置の優先順位が低い
【正規採用教員>>>>常勤講師>>非常勤講師】
常勤講師・非常勤講師を辞めたいと思うのは、雇用を考えると当然ですね。
常勤講師・非常勤講師の時間外労働|労働環境悪すぎ問題
時間外労働が多すぎ。
常勤講師はそこそこの給料もらっているので、非常勤講師よりマシ。非常勤講師は担当した授業時間分しか給料が発生しません。
【授業準備・授業後のノートチェック・テスト作成・成績管理】これら全てが時間外労働になります。
ここまで不遇だと辞めたくもなりますよね。
非常勤講師を辞めたいと思うのは、労働環境を考えると当然ですね。筆者が二度と戻りたくないのが非常勤講師。残業を考えると実質給料は低いので地獄です。今すぐ辞めてもいいレベル。
関連記事:教員向け転職サイト/エージェント厳選3社【転職のプロに任せましょう】
常勤講師・非常勤講師を辞めたい人へ|辞めても大丈夫です、筆者は辞めました。
常勤講師・非常勤講師を辞めたいと思ったら、迷わず辞めても大丈夫。
なぜなら、辞めたい気持ちがなくなることがないから。(実体験)
- そもそも教員はオワコン
- 転職先はいくらでもある
そもそも教員はオワコン|人手不足が物語っている
採用試験に受かって、正規教員になれても待っているのは辛い仕事。
なぜなら、労働環境が悪すぎるから。【給特法】のせいで「定額働かせ放題」なのが現状です。さらには新学習指導要領でプログラミング教育や英語の授業は3倍になるなど、仕事量は増えるのに残業代がでません。
教育現場の酷さに50年ぶりに改訂しましたが、結果は改悪。
- 「定額働かせ放題」は変わらず
- 変形労働時間制
- 業務量適切な管理等に関する指針策定
給料の4%支給&残業代なし
→数字上の残業時間が減るだけ
→仕事は減らないが残業減らせ:無理
50年ぶりに改訂して労働環境が改善されないとか完全に教員オワコンです。
教員オワコンすぎて、教員・講師不足が相次いでいます。以下の通りです。
「学校のホームページに教員募集のお知らせをアップしてくれ、という指示が教育委員会から来ました。末期です。」
ある校長から聞いたことです。「末期です」というのは、そこまで教員不足、講師不足が深刻化しているという実感からだと思います。千葉市では、保護者向けに教員募集のチラシを配布したことが、SNSなどで一時話題になっていました。
2019年5月1日時点で、全国の公立小中学校で1241件の「教員の未配置」があったことが、朝日新聞の取材で明らかになっています(朝日新聞2019年8月5日)。
未配置とは、教育委員会が配置する予定だったのに置けなかったという意味です。「病休の先生が出て、代わりに教頭先生が担任をしている」そんな話をあちこちで聞きます。
常勤講師・非常勤講師を辞めても大丈夫な理由1つ目、教員の労働環境は最悪。
転職先はいくらでもある|20~30代なら未経験可
早めに行動すれば転職先はいくらでもあります。(実体験)
具体的には20代なら確実に余裕、30代でも数打てば大丈夫です。35歳超えるとかなり厳しいですね。
マーケティング会社、エンジニア(プログラミングスキル取得)、webライターあたりのweb系、伸び続けているIT業界がオススメです。
常勤講師・非常勤講師を辞めても大丈夫な理由2つ目、転職先はいくらでもある。
関連記事:【2021年】公務員のプログラミング勉強法・副業・転職まとめ【独学OK】
30代後半は常勤講師・非常勤講師を辞めたいけど辞められなくなる
30代後半になると、常勤講師・非常勤講師を辞められない、という悪循環に陥る。理由は、教員採用試験に受からず転職したいが年齢的に難しいから。
もちろん、教員という仕事がどうしても好きなら問題なし。40歳でも教員採用試験に挑戦し続けるべきでしょう。
逆に、教員という仕事にこだわりがない場合は、30代前半まで期限を決めて採用試験に挑戦するのが、転職市場的に正解です。
とはいえ教員の経験を活かした「塾講師への転職」なら30代でも引く手数多でしょう。
関連記事:教員向け転職サイト/エージェント厳選3社【転職のプロに任せましょう】
常勤講師・非常勤講師を今すぐ辞めたい人へ|退職代行なら最速で辞められる
「明日にでも教員を辞めたい」
「学校に行くと体調が悪くなる」
「同僚も子どもの顔も見たくない」
こういった方に向いているのが退職代行。
常勤講師・非常勤講師は病休もないので、退職代行を使いやすいのが現状です。※正規雇用の教員の場合、うつ病なら病休がベスト。
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退職代行については下記記事で詳しく解説しています。
関連記事:「教員にオススメの退職代行3選」丸投げしてラクになりましょう
常勤講師・非常勤講師を辞めたい人がすべきこと|早めの内定獲得を目指して
- 早めの行動
- 退職時期を決める
- 転職活動を進める
早めの行動|若ければ若いほど有利
30歳ましてや35歳を超えると転職活動が厳しくなる。
転職エージェントのアドバイザーが「30歳超えると応募数打たないと、未経験職種への転職は厳しいですよ」「せめて30代前半だと」と言っていたから。
塾講師などの教育系なら35歳超えても転職先は見つかるでしょうが、35歳超えて未経験で雇ってくれる企業はないでしょう。(あってもブラック企業)
常勤講師・非常勤講師を辞めたい人は早めの行動が大切です。
退職時期を決める|ベストは3月
常勤講師・非常勤講師を辞めたいなら退職時期を検討。
なぜなら、いつでも辞めれるわけではないから。すぐに辞めることは難しいのです。では、いつ退職できるのか。
- 7~8月(2学期前)
- 12月(3学期前)
- 3月←ベスト(新学期前)
最低でも1~2ヵ月前に管理職に伝えましょう。私は12月に退職を伝えて3月末に無事退職しました。
転職活動を進める|内定獲得は最優先事項
すぐにでも転職活動をはじめる。
理由はシンプル。早めの転職活動は、内定獲得の確率が上がるから。まずどんな仕事があるか、どんな仕事が向いているのかを調べましょう
労働環境の悪い常勤講師・非常勤講師にこだわる必要はありません。
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転職エージェントを使うデメリットは、登録に3分ほどかかることですね。とはいえ、登録にかかる3分で内定獲得のチャンスが増えるわけですが。
関連記事:教員向け転職サイト/エージェント厳選3社【転職のプロに任せましょう】
常勤講師・非常勤講師を辞めたい人へ|まとめ
- 早めの行動で先手を打つ
- 常勤講師・非常勤講師でも転職可能
- 教員はオワコンなのでこだわる必要なし
常勤講師・非常勤講師を辞めたいと思った時点で、すぐに行動するのが転職を失敗しないコツです。
正規採用教員ならまだしも、常勤講師・非常勤講師にこだわっていたら転職時期を逃すことになります。
人生は1度しかないので後悔しない選択をしてください。
追記|常勤講師・非常勤講師の人員不足が加速
実際に、学校現場では教員不足が目立ってきています。
文部科学省が17年度、11の都道府県・指定都市で行ったアンケート によると、始業日時点における「教員の不足数」は小学校で316人(常勤266人、非常勤50人)、中学校で254人(常勤101人、非常勤153人)に達していました。中学校では教科担任の不足数も34人となっています。
また、朝日新聞が全国の公立小・中学校について調査したところ、19年5月1日時点で1241人の教員が「未配置」となっていることが分かりました。
引用元:学校の先生になりたい人が減っている!? 〜教員不足で露見した過剰労働の現実
教員数はもちろん、常勤講師・非常勤講師ですら人員不足が加速しています。常勤講師や非常勤講師の待遇の悪さが世間に認知されてきた証拠ですね。
文部科学省が本気で変わらなければ、教員どころか教育自体が衰退するのは目に見えています。
筆者自身、教員という仕事が嫌いで退職したわけはありません。子どもたちと遊ぶのも、授業をするのもむしろ好きです。やりがいのある仕事ですよね。
だからこそ早急に、教員の労働環境を改善して良い人材を確保し、良い教育を受けられる環境を作ってほしいですね。
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