教員の働き方改革が無理な3つの理由【予算がないから働き方改革は無理】

教員の働き方改革って無理なん？早く働き方改革してほしいわ

「教員に働き方改革は無理」と見切って転職した私が解説します。

まずは結論、教員の働き方改革は無理
財源がないので残業代が出ないし、仕事量は減らないから。

教員の働き方改革が無理な理由①長時間労働

結論、教員の働き方改革は退勤データ上の残業時間が減るだけで、根本的な改善には全くなってない。

教員の働き方改革はこ今までも行われ、そしてこれからも働き方改革は行われます。しかし、根本的な改善にはなってない。

教員の働き方改革：水曜日ノー残業

水曜日に残業なくしても、仕事が減っていないので木曜日金曜日が忙しくなるだけ。

もしくは、家に仕事を持ち帰えるだけです。

しいて言うなら帰りやすい雰囲気は出ました。雰囲気だけですが。

教員の働き方改革：残業時間45時間

仕事量減ってないのに、残業時間減らせと言われても無理です。

水曜日ノー残業と同じです。

タイムカードを不正が増えるか、家で仕事するだけ。

教員の働き方改革が無理な理由②残業代

結論、残業代は無理です。

理由は簡単、国や文科省、教育委員会が教育に予算を割いてないから。
※ちなみにOECD加盟国、比較可能な「34ヵ国中最下位」

教員は定額働かせ放題

2019年末に「定額働かせ放題」の原因である「給特法」が50年ぶりに改正されたのに、改善されなかった。

定額働かせ放題が改善されないと、残業代はでません。

50年ぶりに国が動いても、改善されないのです。この時退職を決意しましたね。

改善しないのではなく、改正できないがおそらく正解でしょう。教育に予算を割いてないから。

50年ぶりに改正されても、改善はされないので、しばらくは教員の働き方改革は無理でしょう。

正規教員の減少

講師が増えて、正規教員が減る。すなわち人件費削減です。

会社も非正規雇用が増えて、「非正規雇用の給料問題」が発生してますよね。同じ現象が教育界でも起きています。「講師の給料問題」です。

実際、滋賀県の上記講師の基本給や基本給上限がUPしました。

教員の働き方改革が無理な理由③部活動

結論、部活動手当の増額では働き方改革は無理。

部活動の増額はどういったものなのか。

平日の放課後は手当なし

部活動手当の増額は土日祝だけ。

もちろん、平日も部活動はあります。

平日は3時間として、週15時間は平日も部活動ですよね。

労働基準法と比べても低い

部活動手当4時間3600円は異常な安さ。

労働基準法を見てみましょう。

教員の働き方改革は本当に無理なのか考察

結論、教員の働き方改革は無理。予算がないから。

長時間労働

退勤データの残業時間を減らしても意味はない。

数字に見えない残業が増えるだけ。大切なのは、実際の残業時間を減らすこと。

残業代

残業代を少なめに見積もってみました。

部活動

部活の外注化は一部の地域では検討されています。

しかし反対の声もかなり多く、全国的に実施されるようになるには時間がかかります。

コロナで経済優先の今、教育界に予算を割くとは思えません。

教員の働き方改革は無理：まとめ

教員の働き方改革は無理だと感じ、2019年に退職しました。ストレス激減でニキビが減りました（笑）

辞めるなら早めの行動が大切。
行動が遅いと転職活動での失敗に繋がります。