ホテルフロントを辞めたいと悩んでいる人へ【元ホテルフロントにインタビュー】

ホテルフロントを辞めたいけど、将来大丈夫かな。仕事どうしよ。どんな仕事が向いているかな。

元ホテルフロントのかな25歳（仮名）にインタビューした内容をもとに執筆しています。

正直、無理してホテルフロントを続けても、精神を消耗するだけです。労働環境がつらすぎます。

「やりたい仕事がない」
「本当に内定もらえるの？」
「転職ってどうすればいいの？」

こういった方に向いているのが、転職エージェント。無料なので、登録して損はないです。求人だけ見てみるのもあり。

・転職エージェントの利用は無料です。

転職エージェントを使うデメリットは、しいていうなら登録に2～3分ほどかかることですかね。

とはいえ、登録にかかる2～3分で内定獲得のチャンスが増えるわけですが。

ホテルフロントを辞めたい理由5選｜ブラック労働がすぎる

ホテルフロントを辞めたいと思うのは当然。全業界の中でダントツの約30％。1番低い数値が約8％。

では順に見ていきましょう。

基本的には給料は低い｜高級ホテルは高収入

一般的なホテルの従業員の平均年収は、320万円程です。ベルボーイやフロント係など、役職の無いホテルマンで280万円程度、役職につくと300万円台から500万円台が平均的です。
景気に左右されやすく、残業が多い時期と少ない時期で手取り金額の差が激しいのも特徴で、収入が不安定な傾向が強い業種です。

一方、高級ホテルの従業員は年収が高いと言われています。確かに、高級ホテルの従業員の平均年収は500万円から600万円と、かなりの差があります。
引用元：高級ホテルの従業員は本当に高収入？一般的なホテルの従業員と仕事の違いは？

日本人の平均給与503万円、月収で約33万円となります。
引用元：手取り「393万円」…日本の正社員「平均給与」の暮らしぶり

日本の平均年収500万円、一般的なホテルマン350万円。差は150万円。
※あくまで平均です。

1年で150万円って相当の額ですよね。中古車が買える額・毎月海外旅行に行けるくらいの収入差があります。

安いホテルは給料も安いですが、高級ホテルは日本の平均より多い500万円から600万円。高級ホテルは求められる能力も高いので、給料が高いのも納得ですね。

ホテルフロントのデメリットとして、景気の影響を受けやすいことです。（2020年～大打撃を受けています）

また、外国語の需要も高まっているので人件費の安い外国人が雇われるようになり、相対的にホテルフロントの給料も下がっているようです。

150万円も年収に差があれば、ホテルフロントを辞めたいと思うのは当然です。

安いホテルは客層も悪い｜クレームがだるい

安いホテル=客はお金持ってない=客層は良くない=理不尽なクレーム多い

理不尽なクレームほどうざいものはありません。
※筆者も接客業で体験しました。

こちらに非があれば謝るのは当然ですが、必要以上に大騒ぎされたり、わけのわからないクレームを言われたらストレス溜まりますよね。

原因は、日本は「お客様第一文化」でしょう。ホテルフロントに限った話ではありませんが、日本の接客業は精神を消耗しやすい環境なのです。

高級ホテルでもクレームはあるでしょうが、クレーム量・クレームの悪質度も安いホテルの比ではないでしょう。

訳のわからないクレーム入れられたら、ホテルフロントを辞めたいと思うのは当然です。

休日が少ない傾向にある｜3週間分少ない

年間休日の平均日数は120日といわれています。1年間にある土日休みや祝日、年末休暇などを合計した日は120日前後なので、「完全週休2日、祝日、年末休暇」という会社ではだいたい平均通りにお休みが取れるはずです。
引用元：年間休日の平均は120日

ホテルフロントは年間休日100日以下。

1年で「約3週間分」休日数が少ないのが現実です。3週間あれば、1週間の海外旅行×3回にいけてしまいます、、、

もちろん、ホテルによって休日数は前後しますが、ホテル業界全体で休日は傾向にあります。

インタビューした、元ホテルフロントのかな（仮名）が転職した1番の理由だったそうです。※2つの理由は給料。

3週間も休日が少ないと知れば、ホテルフロントを辞めたいと思うのは当然ですね。

福利厚生が充実していない｜有給は消化したい

ホテル業界はもちろん、日本全体の問題になっているのが有給紹介率。

離職率の高いホテル業界では慢性的な人手不足が続いているため、有給消化率が悪いのです。

「宿泊業・飲食サービス業」の年次有給休暇の取得率は31.4％で、全産業平均を15.7ポイント下回り、産業別15分類のうち最低だった。週所定労働時間（1企業平均）も39時間46分で、全産業の中で最も長かった。
引用元：有給休暇取得率、宿泊・飲食業は31％　厚労省調べ

有給消化率は低い＆長時間労働、完全にブラックです。

また、育休・産休の待遇が良くなかったり、ボーナスが少ないorないことも、ホテルフロントを辞めたいと思わせる理由です。

労働環境が悪いホテルフロントをを辞めたいと思うのは当然ですね。

友人や恋人・家族との時間が作りにくい｜勤務体系

夜勤・休みが変則な勤務体系のため、友人や恋人・家族との時間が作りにくいです。

世間的な休みである「金土日」はホテルが繫盛する期間。休みなんてほとんど取れません。

友人と遊べない・恋人と遊べない・恋人を作る時間がない・家族との時間が作れない・子どもと休日旅行にいけないなど、様々なデメリットが生じることになります。

特に「家族との時間が作れない・子どもと休日旅行にいけない」は精神的にかなりダメージですよね。

家族との時間を考えたら、ホテルフロントを辞めたいと思うのは当然ですね。

ホテルフロントを辞めたいけど将来大丈夫なのか｜このご時世でも転職可能

労働環境が悪いホテルフロントを続ける方がリスク、、、かも。

元ホテルフロントの友人かな25歳（仮名）は、ホテルフロントから営業職に転職しました。

未経験の職種とはいえ、ホテルフロントで磨かれたコミュニケーション能力をかわれて内定獲得。2020年からのホテル業界が大打撃を受けたタイミングでの転職でした。

不景気と言われているタイミングでしたが、WEB系は伸びている傾向があり、WEB系の営業職への転職に成功。

ベストの転職タイミングは「今」です。辞めたいと思ったタイミングが転職どきです。

ホテルフロントを辞めたい人におすすめの転職先｜好きな仕事が1番

「コミュニケーション能力を活かして営業職」は先述した通りおすすめです。※ここでは解説しません。

また、元々のスキル（語学力）などを伸ばして資格取得→転職も選択肢としてアリです。

1番重要なのは、「やりたい仕事」を見つけることです。もしくは働いていてストレスが少ない仕事。

ホテルフロントを辞めたい人がすべきこと｜転職手順を解説

「いきなり辞めて無職」を避けるために「求人を確認しつつやりたい仕事を見つける」ことが重要。

やりたい仕事ってなかなか見つからないので、気軽に求人を確認することからはじめましょう。見つかれば次のステージにすすみます。

見つからなければ転職タイミングをずらすか、転職エージェントに仕事を紹介してもらうのもアリ。

働きながら転職活動を1人でおこなうのは無理ゲー。職務経歴書や面接練習は転職エージェントにサポートしてもらいましょう。（無料）

筆者自身、2回の転職活動で転職エージェントを利用しました。

とはいえ、精神的に限界ならすぐに辞めても問題なし。

辛すぎて退職が伝えられない場合は退職代行もありです。約2～3万で退職手続きを全て代行してくれます。

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ホテルフロントを辞めたい人へまとめ

追伸｜元ホテルフロントかな（仮名）のインタビューから感じたこと

「好きと労働環境の兼ね合い」
「働いてて苦じゃない仕事」

どれだけ好きな仕事でも、労働環境がブラックすぎると続かない。ホテル業界はもちろん、筆者自身の経験（元教員）からも確実に言える。

かといって興味がなさすぎる仕事もつらい。もちろん、興味のない仕事はやる気も上がらない。仕事選びは難しい。

とりあえずやってみないとわからないので、興味がある仕事にチャレンジするのが1番なのかもしれない。